この記事ではミッションステートメントの書き方を紹介します!
・ミッションステートメントって何?
・何から考えるの?
・実際どんなもの?
このような疑問に応えます。
名著、「7つの習慣」で知った方は多いのではないでしょうか。ミッションステートメントは7つの習慣の第2の習慣で登場します。コヴィー博士は第2の習慣で大切なものとして「リーダーシップ」を掲げる。リーダーシップとは「何を達成したいか」という目的を考えて方向性を示すことです。混同しやすい概念に「マネジメント」があります。マネジメントとはなすべきことの効率性を考えて時間や作業の順序調整すること。まずは第2の習慣で自分の人生にリーダーシップを発揮して、ゴールを設定する。それからそこに向かって生きていくために人生をマネジメントする第3の習慣を実践する。自身にリーダーシップを発揮する際、効果的なのが「ミッションステートメント」です。
ミッションステートメントはこんな方におすすめです。
・達成したい目標がある
・自分の中に芯をつくりたい
目次
ミッションステートメントの書き方:はじめに
第2の習慣のために役立つのが、ミッションステートメント。自分の人生で大切なものや守るべき理想像を文章化した、自分のための憲法のようなものです。物事の価値を判断し、方向性をもとめる重要な尺度にもなる。
ミッションステートメントの書き方①:価値観を認識する
ミッションステートメントを作成するときには、誠実性や正義、公正など「原則」を中心に据える。原則は、永続的な価値があり、より鮮明で安定的な指針になるため、人生のさまざまな選択でぶれなくなるからです。
<例>
誠実さ
貢献
勇気
努力
思いやり
ミッションステートメントの書き方②:役割を整理する
さまざまな自分の役割を振り返ると、特定の役割での生き方に偏っていないか確認できる。
<例>
夫
父親
息子
兄弟
上司
部下
専門職
友人
ミッションステートメントの書き方③:実現したい在り方を書きだす
原則に沿った行動が役割ごとにどう異なるかをイメージしておくと、生活に調和が生まれる。心豊かな人生を獲得できるのです。
<例>
夫:妻に誠実でありたい
父親:子供たちが生きる喜びを得ることに貢献したい
専門職:新しいことを学ぶ努力を続けたい
ミッションステートメントの書き方④:定期的に見直す
定期的に見直すというプロセスは書きあがったものと同じくらいに重要です。ミッションステートメントを書く、見直すプロセスの中で、あなたは自分にとっての優先事項を深く、丹念に考え、自分の行動を自分の信念に照らし合わせることになる。それをするに従って、あなたの周りの人たちは、もはや自分の身に起こることに影響されない主体的な人間になっていくあなたを感じとるでしょう。
ミッションステートメントの書き方:参考文
ミッションステートメントの参考文①:会社経営者
私の人生のミッションは、誠実に生き、人の人生に違いをもたらすことである。
このミッションを果たすために
私は自愛を持つ
どのような境遇に置かれている人も愛する。一人ひとりを見出して、愛する。
私は自己犠牲を惜しまない
自分の時間、才能、持てるものすべてを人生のミッションに捧げる。
私は人をインスパイアする
人は皆、慈しみ深い神の子であり、どんな試練でも乗り越えられることを、自ら身をもって示す。
私は影響力を発揮する
自分の行動によって、他社の人生に良い影響を与える
私は人生のミッションを達成するために、次の役割を優先する
<夫>
妻は私の人生においてもっとも大切な人である、妻とともに、調和、勤勉、慈愛、倹約の精神を持ち、実りある家庭を築く。
<父親>
子供たちが生きる喜びを深めていけるように手助けする。
<息子・兄弟>
必要なときにはいつでも支えとなり、愛情を示す。
<クリスチャン>
神との誓約を守り、他の神の子らに奉仕する。
<隣人>
キリスト教が説く愛をもって隣人と接する
<変化を起こす人>
大きな組織の中で、高い業績を生み出す触媒となる。
<学者>
毎日新しい大切なことを学ぶ
ミッションステートメントの参考文②:家庭と仕事の両立を心がけている女性
私は仕事と家庭を両立できるように努力する。私にとってどちらも大切なことだから。私も家族も、そして友人たち、お客さまも、くつろげて、楽しめて、幸せを味わえる家にする。清潔で整理整頓が行き届き、暮らしやすく、居心地のよい環境をつくる。何を食べるか、何を読むか、何を見るか、何をするか、何にでも知恵を働かせる。子供たちには、愛すること、学ぶこと、笑うこと、自分の才能を伸ばすことと活用することを教えたい。私は民主主義社会の権利、自由、責任を大切にする。一市民として社会が直面している問題を理解し、政治のプロセスに参加し、声を上げるべきときはあげ、自分の一票を有効に使う、私は自ら行動を起こして人生の目標を達成する。自分が置かれた環境に左右されるのではなく、自分からチャンスをつかみ、状況を良くしていく。私は破壊に通じる習慣に近づかない。自分の限界を押し広げ、可能性を解き放ち、選択の幅を広げる習慣を身につける。私は破壊に通じる習慣は近づかない。自分の限界を押し広げ、可能性をを解き放ち、選択の幅を広げる習慣を身につける。私はお金に使われず賢く使う、経済的な自立を目指す。欲求のままに購入せず、必要のあるものを家計が許せば購入する。住宅や自動車のローン以外は借金をしない。収入以上のお金は使わず、収入の一部は定期預金や投資にまわす。自分の持っているお金と才能を使い、奉仕活動や寄付を通して社会に貢献する。
ミッションステートメントの書き方:最後に
参考文を読んでもらうと分かるように書き方や表現に型はありません。主体的な言葉を使い、原則を中心とした行動になっているかが重要です。皆さんも少しずつ初めていきましょう。しかし、ミッションステートメントは7つの習慣をきちんと理解している方がより良い文章になります。書きだす前に7つの習慣を読んだことがない人は目を通すことをおすすめします。