せっかくビシッと決めたヘアスタイルも、数ヶ月も経ずにに、襟足や耳周りのサイドが伸びてきたり、前髪が気に入らなかったりということがありますね。また、この部分だけ少しカットしたいという時に、そのためだけに美容室へ出かけるのも面倒です。
今回はそんな時に、自宅で簡単にヘアスタイルを整えることができるバリカンの使用方法をご紹介します。
目次
バリカンの使い方 長さ調節がポイント
バリカンは、手動、電動式があります。今回は、家庭用に販売されている電動用のバリカンの使い方を説明します。
充電式もしくは、乾電池で動くバリカンは、簡単に髪の毛を刈り込むことができます。バリカンといえば、丸坊主にするための理容器具というイメージがあります。
しかしながら、バリカンは使い方ひとつで様々なヘアスタイルを、自宅で簡単にすることができます。また、バリカンにアタッチメントをつけることで、様々なヘアスタイル楽しめます。
バリカンは、このアタッチメントの使い方が上手だと、様々なヘアースタイルのアレンジを楽しむことができます。
一般的なアタッチメントの種類
バリカンによってついてくるアタッチメントの種類は異なりますが、一般的なアタッチメントをご紹介します。
・0.6cm~0.9cm 最もスタンダーでよく使用されます。
・15mm~ このアタッチメントは、長めのヘアスタイルに用います。
・40mm~60mm もっと長い髪の毛用のアタッチメントです。
3mmというアタッチメントもあります。アタッチメントを替えることで、バリカンでは髪の毛の長さを数ミリ単位で刈そろえることができます。
バリカンの使い方・注意点とは
それでは、はじめてバリカンを使う時の注意点を簡単に紹介します。
上から下?下から上へ?
初めてバリカンで髪を切る時、どのようにバリカンをどのように動かすとよいのかとまどうかもしれません。バリカンは、下から上へ刈り上げていくのが基本的な使い方です。
また、失敗しないためにも髪の毛をバリカンで刈り上げる際は、設定した髪の毛の長さよりも長めのアタッチメントを使いましょう。
バリカンの使い方 参考にしたいヘアースタイル
ここからは、どのタイプのアタッチメントをつかうことで、どのようなヘアスタイルを楽しむことができるかをご紹介します。
おすすめのヘアスタイル1:ソフトモヒカン
坊主にするのに抵抗ある人が、バリカンで気軽に髪を整えるとしたら、ソフトモヒカンがおすすめです。ソフトモヒカンでは、カットする部分によって長さを調節したいので、アタッチメントを数種取り換えながら整えていきます。
耳上、サイドからトップにむけて三段階で斜めに髪の毛の長さをかえつつ刈り上げていきます。最後のトップを何cmにするかによって、耳上からトップまでの長さを考えていきましょう。
おすすめは、トップを3cmほどの長さにするソフトモヒカンです。耳上・サイドが約0.3cm。耳上から徐々にトップにむけて長めに刈りあげていきます。トップと耳上の間は、約0.8cmほどの長さがバランスがよいでしょう。
この時にまっすぐにしながらトップに向かって長くしていくのではなく、斜めにしながら少しずつ長く伸ばしていきましょう。
次は、耳の下と襟足について説明します。バリカンで耳の下、襟足を短く借り上げていきます。地肌からバリカンを離さずにすることで短く刈り上げることが可能です。
反対に頭髪の頂点にむけては、髪の毛を長めにカットしたいので、長めのアタッチメント使用します。さらに、バリカン・アタッチメントを地肌から離し気味にして刈りあげていきましょう。
ソフトモヒカンは、トップを長めに残すことでワックスなどを使って髪の毛に動きを出すことができます。トップ3cm~5cmあるとかなり遊び感を出せます。
このヘアスタイルは髪の毛の長さを微妙に調節することで、子供から大人まで幅広い年代で利用できるおすすめのヘアスタイルです。
おすすめのヘアスタイル2:ツーブロック
バリカンを使ってできる人気のヘアスタイルの一つが、ツーブロックです。ツーブロックのヘアスタイルというのは、頭を上下に分け、上の髪が下の髪を覆い隠すようになっている状態のヘアスタイルです。
そのため、下の部分を短めに刈り込み、上の部分が長めになっています。注意したいのは、前髪です。前髪の一部を最初から切らないように、まとめてクリップかなにかでとめておきましょう。これをブロッキングを呼びます。
前髪のブロッキングができたら、トップとサイドのほうをみていきます。サイドのブロッキングもきめていきます。この作業で、ヘアスタイルがきまります。
どの部分を短くし、どの部分を長くするかをブロッキングで決めたら、あとはアタッチメントでかりあげていきます。慣れないうちには、丁寧にブロッキングラインをし、髪の毛をクリップなどで留めたり、目印をつけてツーブロックスタイルを楽しみましょう。
裾、襟足から自分の思っている刈り上げの長さより少し眺めのアタッチメントでかったあとに、本格的に短くしていくのが失敗がありません。
おすすめのヘアスタイル3:坊主
デザインを考えずにアタッチメントひとつで刈り上げて行く坊主は、バリカンを初めて使う人にもおすすめです。
最も気をつけないと行けないのは、短い長さで初めから刈り始めてしまうと、「このぐらいの長さにしたいな」と、想像している以上に地肌がみえてびっくりということもにもなりかねます。
最初は、自分が思っている長さよりも長めにかりあげていきましょう。俗によく聞く、三分刈り頭というのは、0.6cmほどの長さです。
初めての人は、9mmのアタッチメントから試すのがいいでしょう。
バリカンの使い方 使用箇所別
バリカンは髪の毛全体をかるだめでなく、部分だけを刈り上げる際にも使える便利な理容器具です。下記のような部分をかり揃えたいときにも便利ですので使ってみましょう。
前髪をバリカン出来る時は
前髪もバリカンでカットすることができ、その時もバリカンの使い方は、基本と一緒です。下から上に刈り込んでいきます。
そのため、額からトップにかけてバリカンを動かしていきましょう。
ここでも基本は忠実に長めのアタッチメントで一度刈り、短くするかそのままにするかを決めましょう。
前髪を全部そろえた長さにしたい時は、額の端からバリカンをトップにむけて同じような要領でかりあげていくだけで、前髪の頭髪は揃います。
長めの前髪の場合、自然さを出すためにバリカンだけでなく波ハサミを少し入れてあげると動きがでていいでしょう。
サイド
サイドのバリカンの使い方は、トップにかけてバリカンのアタッチメントを地肌より少し浮かし気味に刈り上げることです。
バリカンで刈り上げのヘアスタイルをしている人のなかには、サイドで遊んでいる人が多くみられます。もしも、何かのデザインをいれるなら、伸ばしたい部分、刈り上げたい部分を上手に、クリップや髪留め用のゴムで分けましょう。
ラインを作るためのバリカンは専用にありますので、サイドで遊びたい場合は、そちらの専用バリカンの購入がおすすめです。
バリカンの使い方のまとめ
今回は簡単にバリカンの使い方を説明しました。バリカン初心者や、絶対に失敗したくないという人は、アタッチメントが必須アイテムです。
また、アタッチメントの長さも最初からイメージした髪の毛の長さでかりあげるのではなく、0.2cm~0.3cm長めのアタッチメントを使って刈り込みます。
アタッチメントをつけることで、地肌を傷つけずに安全にバリカンをつかうことができます。
自分でバリカンを使ってセルフカットする、相手にしてあげるにしてもバリカンを使えると、様々なヘアスタイルにチャレンジできます。
頭髪をみて「このような短髪、長髪がいい」というイメージが、ヘアスタイルを決める時とても大切です。
頭髪をみて、耳上はどのぐらいの長さにしたいのか、トップはどうしたいのかと、細かい部分で長さをきめ、間違わずにバリカンを使うようにしていきましょう。