この記事で得られること
✔日本の革靴の特徴が分かる
✔おすすめの日本の革靴ブランド
目次
日本の革靴の特徴
いま世界で最もエキセントリックな発想をもち、なおかつ精巧な技術をもつのが日本の革靴だ、そう誇りをもって伝えたい。かつて東京・神田にあった名店「平和堂靴店」をはじめとした老舗トラッドシューズメーカーの伝統を受け継ぎながら、世界をみないボーダーレスな都市型ライフスタイルを形成する東京で、アメリカやイギリスのシューメーカーに負けない発想力や創造力をもって靴づくりを続ける若きクリエイターたち。彼らの存在によって、いま日本の革靴は新しい夜明けを迎えている。その証拠に、いま日本の革靴は、ラギッドアイビークロージング同様、高感度なニューヨーカーや若きカントリージェントルマンたちからも称賛され、彼らの生活の空間にも根付き始めている。
日本のおすすめ革靴ブランド:シェットランドフォックス
日本製靴が「世界に通じる高級ブランド」をと、1982年に立ち上げ、主としてセレクトショップやアパレルショップなどで展開されたシューズブランドだ。当時は国内のみならず、ミラノの高級ブティックなどでも取扱われていた。残念ながら90年代半ばに一度姿を消したが、昨今の紳士靴市場の成熟化を受け、2009年に復活を遂げた。新たなるコンセントは「メーカーとしての技術と長年の蓄積によるノウハウをフィッティングで表現するブランド」日本人の足形を豊富な経験から分析し、フィッティングと履き心地の良さを高い次元で表現している。一般的なラストと比較して、革靴のセンターを約8~10ミリ移動させていることにより、足の負担を軽減し、履きやすさを実現している。
日本のおすすめ革靴ブランド:安藤製靴
ノルウェイジャン製法は靴づくりにおいてもっとも頑強なコンストラクションのひとつだ。「安藤製靴」は1959年の創業時からこの製法を採り入れ、日本人の足型に合うラストを用いて重登山各の傑作の数々を排出し続けている。三浦雄一郎氏をはじめ、日本の登山家たちからの信頼は絶大だ。その登山靴のノウハウをそのまま活かし、下山した彼らのカジュアルな靴としてつくられてきたのがチロリアンシューズだ。同社には創業時から「105」の品番で作り続けられている銘品が存在する。本来は足元が不安定なアルプス山脈で履くためのシューズだ。アスファルトでの歩行に最適とはいえない。安藤製靴がより日常に適したモデルとして20年ほど前から提案しているのがこの「ORI」。ツイードジャケットに似合うルックスも含め、都会でアクティブに働くクリエイターに最適のシューズと言えるだろう。ネットでの購入が不可のため、画像での紹介に留めておく。
日本のおすすめ革靴ブランド:フットザコーチャー
「フットザコーチャー」は英国のトリッカーズで修行をし、チャールズ皇太子の乗馬靴制作などにも関わった竹ケ原敏之介氏が帰国後の2000年に立ち上げたシューズブランドだ。その後もナンバーナインやフランスのパラブーツ、トリッカーズにデザイン提供。ハンドメイドでみずから飢餓のモデルを創る真摯なもの作りの姿勢をアメリカや英国のスタイルをミックスしたデザインスタイルが注目を集め、日本のシューズシーンを牽引する存在となった。
日本のおすすめ革靴ブランド:まとめ
日本人の足は海外の人と大きく異なるため合わないことも多々あるが、シェットランドフォックスをはじめとした日本の革靴は日本人の足型に合わせたラストで革靴がつくられているため、フィッティングが全く違うのだ。是非、日本の名ブランドの革靴も試して頂きたい。