歯ぎしりによる身体への悪影響を防止するために・いびき対策・歯科矯正などに使われるマウスピースですが、体に使うものなのでいつも清潔に保っておきたいものです。では、マウスピースはどうやって洗えばいいのでしょうか?今回はそんなマウスピースの洗浄方法についてまとめてみました。
目次
マウスピースの洗浄方法
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口の中に使うものなので、清潔に保っておきたいマウスピースの洗い方
①マウスピースをはずしたらまず水かぬるま湯で表面の汚れをしっかりと洗い流します。この時に注意しなくてはいけないのが:マウスピースはプラスチック等の原料でできているので、熱すぎるお湯で洗ってしまうとせっかく形をとって作ったようなマウスピースでも形が変形してしまう可能性もあるので、手を入れても熱くないようなぬるま湯を使用しましょう。熱いお湯を使ってはいけません。
②マウスピースの表面を指で擦るようにして優しく洗うようしましょう。
③マウスピース用洗浄剤に浸けておく。マウスピース洗浄剤を使うと5分ほどで殺菌終了、スペシャルケアをしたいのであれば一晩つけ置けば完璧に除菌できます。
マウスピースは基本的には1日に一回取りはずして洗浄しなくてはいけないと言われています。いびき防止などで使うマウスピースは、夜にして朝には外すものなので、はずしてからしっかりと洗浄し次に使う夜までしっかり保存しなくてはなりません。矯正に使うマウスピースは約2週間ごとに次の新しい形のものと交換して歯を矯正させていくので、何年も使うような矯正器具とは違いそこまで神経質にならなくても大丈夫です。ただし、1日に1回はしっかりと洗浄しましょう。
1日に1回しっかり洗浄し汚れが付着しないようしておかないと、清潔でなくなり装着したくなくなって矯正などが台無しになったり、口臭が発生したり虫歯の原因になったりするのでしっかりと洗浄することをお勧めします。
入れ歯洗浄剤
③のマウスピース用洗浄剤の代わりに入れ歯洗浄剤を勧める歯医者さんは少なくありません。用途も似たようなものだし、これは問題が無いと言われています。ただ、一部の歯医者さんは「マウスピースが変色することもある」と言っていますが、マウスピースの洗浄に一般的に使われています。
歯科医が勧めたマウスピース洗浄方法(賛否両論なもの)
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マウスピース洗浄剤や入れ歯洗浄剤を用いない、歯医者さんがおすすめのマススピース洗浄方法で実際に歯科医が勧めたことのあるマウスピースの洗浄方法について色々な方向から見てみましょう。
歯磨きと歯磨き粉
口の中に使うものなので歯磨き粉とか歯ブラシで洗えば良いのでしょう。実際にそんなアドバイスの歯科医もいるようです。ただ、この歯ブラシと歯磨き粉には問題があるようです。と言うのも、歯磨き粉には研磨剤等が入っているのでそれをつけて歯磨きでマウスピースをこすってしまうと、マウスピースの表面に細かい傷が付いてしまいます。表面に傷がつくと傷はそこから雑菌が繁殖する可能性があるのでこれはおすすめできませんと言っている歯医者さんも少なくないです。
食器洗い洗剤
マウスピースの洗浄に食器用洗剤を進めている歯科医もいました。食器洗い洗剤はほとんどが中性洗剤で、たまにアルカリ性の洗剤もあります。食器洗い洗剤には殺菌作用が期待できます。マウスピースを食器洗い用洗剤で洗うのであれば殺菌作用が強いものがお勧めです。ただし食器用洗剤は基本的には人体に使うものではないので食器洗い洗剤を使用した場合にはしっかり洗い流すことが必要です。
重曹
殺菌や除菌にすぐれている重曹。これも、殺菌作用があり、人体に害がなく汚れも落としてくれるので勧める理由はわかりますが、重曹には研磨作用があるので、浸けておくなら問題がなさそうですが、重曹が付着した状態でこすったりすると穴が開いてしまう恐れ等があるのでこれもお勧めしていない歯医者さんが多いです。
マウスピースの洗浄:困った汚れ
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マウスピースに歯石が付着してしまい、取れなくなった場合にはすぐに歯医者さんに相談しましょう。歯石には歯周病の原因菌が含んでいたりするので、放置すると歯周病などの原因となりますはに。歯石が歯に付着している場合には尖った金属の器具で取り除くことができますが、マウスピースはとても繊細なものなので自分で歯石を取り除こうとすると破損の原因となるのでこうなってしまった場合には自分での対応は無理です。このようなことにならないよう注意しましょう。
マウスピース洗浄はしっかり行いましょう
マウスピースなどを不潔にしてしまうと、身に付けたくなってしまい矯正を中断してしまうことになりかねなく、矯正を中断するとまたスタート時に戻ってしまうなど時間が無題になったり、菌が繁殖してしまったりなんかすると体に悪影響及ぼすので、必ず1日に一回はしっかりとマウスピースの洗浄を行いきれいに保つようしましょう。